患者さんの家族

看護師さんは患者さんだけではなくて、患者さんの家族との関係も考えなければならないそうです。
患者さんのことを説明したり、患者さんの様子を伝えたり、患者さん以上に精神的に弱っているご家族もいますから、とても気を使う仕事だと思います。
そんな中でも、ベテラン看護師さんが驚いたのは、身体が弱りきった母親のベッド脇でお金の喧嘩をする兄弟がいた事だそうです。
まるでドラマのようですが、その後、この兄弟は兄の方が母親を勝手に連れ帰って大騒ぎになったそうです。
病院も退院の手続きを強引にすることにかなりの反発をしたといいますが、家族がどうしてもといえば退院させるしかないということです。
そんな時、看護師さんたちはがっくりするそうです。
もちろん死期が迫って家で看取りたいという人もいるそうですが、この場合は遺産の取り分の関係で家に引き取るという喧嘩をしていたそうなので、看護師さんもびっくりしてしまったようです。
人間ドラマに事欠かない病院ですが、患者さんの家族に教えられることもあるそうです。
自分の担当で医療行為をしていた最中に様態が急変してしまうと、新人時代はとてもショックを受けるそうです。
決して間違った処置ではなくても、とても責任を感じてしまうそうです。
でも、そんな辛い気持ちを救ってくれるのも家族の言葉だったりするそうです。
一番辛いのはご家族かもしれません。それでも労ってくれるというのはすごいことだと思います。
患者さんの人生も色々あるし、患者さんのご家族も色々あります。
そんな中で仕事をするのですから、看護師という仕事は心の成長も著しいものだと思います。
だからといって、いわゆる大人な対応をする必要もないそうです。
泣きたい時には泣き、怒りたいときには怒り、落ち込みたいときには落ち込む。
自分の感情を無理に「白衣の天使」へと持っていかないようにした方がいいそうです。